FIWCワークキャンプ感想文&コラム

2008年夏キャンプ

吉村智子

2008.11.20 UpDate

思い返してみると、
3週間もフィリピンのルンダッグ村にいたなんて今の生活から考えられないくらい、
帰国後すぐに日本に慣れた。


FIWCに参加してルンダッグ村に行く目的は何だったかな。


なんで行こうと決意したんだっけ。
そんなことすら今となっては思い出すのも難しくなっている。


私は高校2年生の時、
今から3年前の夏に学校の研修でマニラに10日間ほど行ったことがあった。
高校生だった私は初海外ということもあり、発展途上国と呼ばれる国に行き、
凄まじい衝撃を受け、世界はなんて不公平で矛盾だらけだということを知った。


あの研修が私の人生の転機でもあったのは確かです。


高校を卒業し、大学のために上京して何かやらなきゃ、
やらなきゃと思いつつも何も出来ずにいた私はこのキャンプに参加することに決めました。


最初の目的は、自分が今後発展途上国などのために何ができるかを模索することでした。
あとはただ、同じくらいの年の人たちと集まってフィリピンを楽しみたいという気持ちだけだった。


行く前はフィリピンのことよりもキャンパー24人と上手くやっていけるかの方が心配だった気がする。
でも、実際3週間嫌でも一緒にいなきゃいけないから仲良くならないわけなかったし、
今となっては今回のキャンパー24人で行けたことにとても感謝している!

実際に行ってみて、とりあえずいつもの通り英語力のなさに凹み、
1日目の重労働に若干の嫌気がさした(笑)。でも無理だったのは1日目だけだったな。
日がたつにつれて、どんどん帰国日がすごい勢いで迫ってきた。

3週間長いなと思っていたのにあっという間だった。

朝起きて、バランガイに向かえば、毎日同じ顔ぶれで、
朝の挨拶がこんなに自然に出来る日々は小学校ぐらいからなかったような気がする。


私はあそこに何をしに行ったんだろう。


貯水タンクを作るという明確な目的を果たす事はもちろん、
フィリピンの人のために何かしてあげたいと
高2のとき純粋に思った自分の目的を果たすためだ。


だけど、私があげることよりももらうものの方が遥かに大きかった。


それは普段私たちにできるようで出来ないこと、
誰にでも挨拶することだったり、日常の会話でたくさん笑うことだったり。
そして、私たちを受け入れてくれる姿勢は英語の出来ない私にとってはすごく助けられた。


そんな生活をしていて、日本に戻ってきたら、くだらないと思うことも増えたし、
大事にしようと思うことも増えたように思う。

生活が一変したわけでは決してないけど、視野が広くなったのは確かだし、
価値観が変わったのも確かだと思う。


じゃあ、私がこれから発展途上国のために何が出来るか。

それを明確にしたくてワークキャンプに参加したはずなのに、余計に見えなくなった。
フィリピンにニーズはたくさんあるし、自分の出来ることといったら、
本当に本当に小さな事でしかない。

それを改めて思い知らされて、
また考え直すいいチャンスになったのが今回のワークキャンプだったように思う。

また、ルンダッグ村に戻りたいなと素直に思うし、
キャンパー24人にこの場を借りてお礼を言いたいです。
一緒にキャンプを作り上げることが出来て本当にうれしかったし、
いろんな事で助けられました。


サラマ!


これからも、このつながりを大切にして、
ルンダッグで感じたたくさんの思いをたくさんの人に伝えることが今の私の目標です。

(執筆:吉村智子)



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