2007.11.06 UpDate
イベント(2)では「Japanese culture event」ということ日本の文化紹介を行った。 日時は9月9日の10時から12時。事前に村の小学校にお願いして、教室を4部屋貸していただき、 それぞれのブースで日本の伝統的な遊びを紹介した。
具体的には「習字・あやとり」「折り紙・こま」「割り箸鉄砲・わなげ」「けん玉・紙ずもう」という8種類の遊びである。 キャンパーたちの興味がある内容に沿ってブースを分担し、日本から道具を持っていき、 キャンパーと子どもたちが一緒になって日本の遊びを楽しんだ。
たくさんの子どもたちが集まってくれて、興味を持ってくれたことがとても嬉しく感じた。 ただ単に紹介するだけの日本文化というのではなく、 一緒に体験できる日本の遊びを選んだことで日本人キャンパーも村の子どもたちも一緒になって遊ぶことができて、とても楽しめたと思う。 このイベントは村人たちに対して行ったものであるが、やはりキャンパーが楽しむことも重要だと思う。 先生方も日本の文化に興味を持ってくれたので、イベント終了後、使用した道具は小学校に寄付した。
当日はたくさんの子どもたちが参加してくれて、楽しんでくれたが、実際このイベントまでに問題もあった。
問題は大きく分けると2つである。 まず1つ目は、現地に行ってから当初予定していた内容を大きく変更しなければならなくなったことである。 日本でのミーティングの段階で決まっていた内容は日本の遊びを紹介することと、日本料理を振舞うことである。 1日の流れとしては午前中に何人かのキャンパーが昼食の日本食の準備をし、残りのキャンパーは凧揚げや日本の歌を教える。 そして昼食で村の人たちに日本食を振る舞い、午後からは4つのブースに分かれて、日本の遊びを紹介するという計画であった。
しかし、イベント(1)の状況を見て、この内容を行うのは無理と判断した。 その理由は料理である。イベント(1)では予想以上の子どもたちが参加をしてくれたが、 その子どもたちにうまく指示を伝えることは非常に難しいと感じた。 もし、イベント(2)でも同じような状況になったときに、人数分の料理を準備できるのか、 混乱することなく村人に料理を提供することができるのかなどという問題が浮かび上がった。 話し合った結果、それは不可能だろうという結論に達し、イベント(2)の中での料理はなくなった。 また、4つのブースは同時進行で始まるので、1日中やっていたらダラダラしてしまうのではないかということで、 時間を午前中だけと限定して、イベントを行った。
2つ目の問題は情報伝達についてである。 初めの予定では9月2日にイベントを行う予定であった。 そのため、まず約1週間前に学校の先生たちにイベントの内容を説明して、許可をもらい、 2、3日前には各教室をまわりイベント係から直接子どもたちにイベントの告知を行った。 しかし、相次ぐ体調不良のため9月2日のイベントは9月9日に延期となった。 イベント係の中では、前回各教室をまわって詳しく内容を説明したので、 今回は先生に日時だけ伝え、それを子どもたちに伝えればよいだろうと考え、そのようにした。
しかし、9月9日の10時になっても子どもたちがあまり集まらなかった。 子どもたちにうまく情報が伝わっていなかったようで、イベント係で村をまわり、もう1度告知をした。 結局、予定より30分遅れて10時半スタート。やはり、2度目も各教室をまわってしっかりと告知をしておくべきだったと反省した。 直接、自分たちの口から伝えることで間違いも防げるし、子どもたちの印象にも残るだろう。
では、最後にイベント(2)で作ることができなった日本食について。 予定していた日本食は豚汁、焼きそば、肉じゃが、フルーツ白玉の4種類。 イベントの中で振舞うことは難しいが、やはりお世話になった職人さんたちや村人に料理を食べてもらいたいという思いを持つキャンパーが多かった。 フルーツ白玉はすぐに作ることができるし、おやつにちょうどいいので、ワークの休憩中に職人さんたちに配ることにし、 残りの3品は最後のパーティのときに、味見してもらう程度に少しずつ配ることにした。 どちらの場合も日本食でお腹いっぱいになってもらう趣旨ではなかったので、大量に作る必要はなかった。 それでいて、お世話になったフィリピンの村人に日本食を振舞えたのでこの改善策は成功だったと思う。 日本料理を振舞うという企画は村人に平等となるように分量とタイミングをしっかりと考えなければならない。
村人に対して何か行動を起こすときには、日本で私たちが考えていたものと全く違う場合がある。 その場合に備えて、いくつかの案を考えておき、現地に行って状況を見てから詳しく決めるなど、 柔軟に行動することが求められると感じた。
【参照】
(文責:荒木津香佐、松木絢子、和田佳奈美)