2007.11.01 UpDate
FIWC関東フィリピンワークキャンプでは今まで現地コミュニティの生活水準の向上をめざし、 主に水道システム構築や貯水タンク建設といったインフラ整備ワークを現地の人々と共同で行ってきました。
しかし、昨年10月に下見を行っていく中で、 現在のフィリピンでは私たちが今まで建設してきたような貯水タンク建設のニーズは低く、 もっと上のレベルが求められていることを感じました。 また、今までのフィリピンキャンプの活動を振りかってみると、 過去のすべての活動の把握は出来ませんが、貯水タンクが使われていなかったり、 壊れていて使えなくなってしまったりしています。
水道設備は先輩方が試行錯誤をして、辿り着いたプロジェクトだと思いますが、 ワークの技術などに関して何の進歩のない私たちが10年くらい前からと同じものを作り続けるのは限界があるのではないかと感じました。 そして3月に行った下見では、水道システム建設も視野に入れつつも、 他に何か必要としているものはないかということを調査してまいりました。
そこで今回行ったプロジェクトはヘルスケアセンター建設です。 ヘルスケアセンターとは、日本で言う診療所のようなもので、簡単な治療と産婦人科としての役割を担っています。 今回のキャンプ地であるボニファシオ村には1人のミッドワイフ(助産師)がいますが、常時在中できる施設がなく、 十分な医療設備や器具が揃わないバランガイホール(公民館)で任務を行っている状況でした。 そこで春の下見でメイヤー(市長)からヘルスケアセンター建設の依頼を受け、 妊婦さんが安心して赤ちゃんが安全に生まれてくる環境作りを目指すことにしました。
(1)レイアウト:1日間
(2)掘り作業:1日間
(3)ファンデーション:2日間
さら地が平らになるように土を踏み固め、余分な土を外に出す作業。
(4)縦の支柱:1日間
鉄棒を立てて、セメントを流す作業。縦の支柱は6本
(5)横の支柱:2日間
縦の支柱に鉄棒を横に組み合わせて、セメントを流す作業。
(6)屋根の骨組み:3日間
(7)屋根:1日間
(8)壁の構築:5日間
ブロックを積み上げて、セメントで固めていく作業。
(9)窓と扉の設置:1日間
ローラーを使い、窓と外壁、屋根を自分たちで決めた色で塗装。
同時進行のものがあったりと必ずしも順番通りではありません。
またかかった日数は大よそです。
総ワーク日数は18日間で、時間は8時~12時、13時~17時で計8時間。
基本的に、リーダーが自分たちのやれることを現場責任者のボボイから聞き、
キャンパーに指示をし、ワークを行なっていました。
専門職の仕事が多かったので、キャンパーは主に、
穴掘り・セメント作り・資材運び・塗装などの単純作業の仕事をやりました。
この建物に使ったセメントはなんと100袋近く!!
たくさん運び、たくさんこねました。
男子は屋根の上に登ってペンキを塗ったりと果敢に挑戦していました。
しかし、やはり専門的な作業が多く、手持ち無沙汰な状態が続くこともありました。
【参照】
(文責:矢口晃士、田尻加奈、鈴木泰斗)