過去のFIWCキャンプ報告

2007年夏キャンプ

ワーク:ヘルスケアセンター建設プロジェクト(2)

2007.11.02 UpDate

プロジェクト終了後の状況

 今までの水道設備とは異なり、 ワークで作り上げたものを村人達がすぐに使うものではなかったので、 使われるところを見ずに帰国することはとても残念だと思っていました。

 しかし、 ヘルスケアセンター完成パーティーが行われたその日に、 それを見ることができました。 真夜中に妊婦さんがヘルスケアセンターに運ばれて来たのです。 今回のプロジェクトをやって本当によかったなと思った瞬間でした。 生まれた直後は泣き叫ぶこともなく静かな子でしたが、 これから元気に育っていってほしいと思います。



完成後の運営

 ヘルスケアセンターを使用するのは、今回私たちが滞在したボニファシオ村周辺の5つのバランガイ(村)です。 市の協力のもと、1人のミッドワイフと、 その助手として5つのバランガイから各5名がバランガイヘルスワーカーとして勤務することになっています。



ワークの反省・改善点

 今回のワークはヘルスケアセンター建設といった大規模なものでありながら、 大きな怪我も無く完成を向えられて良かったと思います。 しかし、今までのように現地の大工さんと私たちとの仲介役がいなかったことや、 建物建設という初の試みでスムーズにワークや交渉を行うことができませんでした。 それに、ワーク班の中でもコミュニケーションの不足から情報の共有があまりできませんでした。


 とにかく、ほとんど考えていたようには進みませんでした。 現地の暑さ、日本人キャンパーができる仕事の量、ハードで単調な仕事、フィリピン人の性格、直接交渉の難しさ。 それらすべてのことを考え、計画を立て、準備していたつもりでしたが、まだまだ甘かったのかもしれません。 仕事が専門的なことになると私たちは何もできず、ただ暇をもてあましているときも少なくありませんでした。 そこで臨機応変に動き、ワークを盛り上げたり、自分たちで考え自主的に仕事を作り出し、 キャンパーに指示することができたらよかったと思います。


 あと、現地の人からの情報の漏れやズレがたびたび起こってしまいました。 現地の人は英語を話すし、専門的な内容だったりするので、交渉やワークについて大工さんと話すときは一人ではなく、 少なくとも二人以上いればそのような情報の漏れやズレは少なくできたでしょう。


 今回はワールドビジョンとの規約がありましたが、最終的には無視している状態でした。 子どもたちは遊びのつもりで手伝っていただめやむをえない面もありましたが、 子どもが働いたりすることはもう少し気をつけるべきだったのかもしれません。 必ず誰かがそばで見ているならまだしも、自由にやらせていて、 子供が大きな怪我をしてしまったら大きな問題になっていたからです。


 また、キャンパーの体力や健康を考え、帽子・軍手・靴などの着用の徹底が必要でした。 個人個人で休憩はとっていましたが、やはり団体でまとまった時間の休憩を取るべきでした。


 そして、全員が時間を守れませんでした。ワーク開始の時間に全員がきちんと揃うことは稀でした。 大工さんは三十分も前に来て働いてくれているので、きちんとみんなが揃うことだけでも誠意を見せられたと思います。


 最後に、今回のワークならびにキャンプを成功させることができたのは日本人キャンパーや現地の人たちの手厚い協力のおかげです。 それに私たちワーク班は助けられた部分が多くあり、そのことに感謝したいです。


 日本人、大工さん、子供、村人といった日本人を含めた村全体でワークを進め、 村全体でセンターを完成させられたことは本当に良かったと思います。



【参照】

(文責:矢口晃士、田尻加奈、鈴木泰斗)



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